オプション |
説明 |
ユーザー・レベルでのみページ定義をキャッシュ
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各ユーザーに対するページ定義のみのキャッシュ・コピーを作成します。ページ定義には、次のものが含まれます。
- ページ構造を記述するメタデータ
- ページに含まれるポートレットの識別
- ページ上に存在するアイテム(ただしページ・コンテンツ以外のもの)
- ページのスタイル情報
注意:
- 各ユーザーのデータを格納すると、格納領域とパフォーマンスに影響を与えます。動的なコンテンツがページに含まれる場合には、このオプションを選択します。
- このオプションでは、ページ定義の再生成は行われませんが、ポートレットの検証(検証ベースのポートレットの場合)、ポートレット・コンテンツの取出し(期限切れまたは無効なポートレットの場合)、およびページの収集の各処理は行われます。ポートレットの妥当性(検証ベースのポートレットの場合)のチェックは、要求のたびに行われます。これに対して有効期限ベースのキャッシュの場合、チェックはページの有効期限が過ぎたときにのみ行われます。したがって、このオプションは、検証または非検証ベースのキャッシュを使用する必要のあるポートレットまたは有効期限の短いポートレットを含むページを使用する場合に適しています。
- このキャッシュ・オプションを選択すると、ページ定義がWeb CacheとOracleAS Portalキャッシュの両方にキャッシュされます。Web Cacheエントリが無効になっている場合は、Parallel Page EngineがPortalに接続して、OracleAS Portalキャッシュにページ定義の最新バージョンがあるかどうかを確認します。キャッシュされた定義が有効な場合、Parallel Page Engineは、そのOracleAS Portalキャッシュ・エントリを使用してページを収集します。OracleAS Portalキャッシュ・エントリが有効でない場合は、ページ定義が再生成され、両方のキャッシュ・エントリが更新されます。ページ定義の生成は、OracleAS Portalデータベースで発生するCPU負荷の高い処理のため、いずれかのタイプのキャッシュがあれば、データベースの負荷を軽減できます。
- このオプションは、標準ページ、モバイル・ページ、およびJSPページに対してのみ有効です。
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ページの定義およびコンテンツをユーザー・レベルで[ ]分間キャッシュ |
ページ定義(前述のオプションで説明)のキャッシュ・コピーを作成し、すべてのポートレットのコンテンツが表示されたページを含む、収集されたページのコンテンツを指定された期間、各ユーザーに対してキャッシュします。これは、ページの有効期限ベース・キャッシュと呼ばれます。
注意:
- このオプションは、指定された期間内にデータが変更されることが少ない場合に選択します。
- 有効期限ベースでは、完全に収集されたページがWeb Cacheおよびブラウザにキャッシュされますが、Portalキャッシュにはキャッシュされません。
- 有効期限ベースのキャッシュでは、ページ上の個々のポートレットのキャッシュ・オプションは無視されるため、キャッシュからページを表示すると、コンテンツの一部が古くなっている可能性があります。ただし、このオプションは、要求のたびにページを動的に収集する必要がないため、Parallel Page EngineおよびOracleAS Portal中間層サーバーの負荷を最小限に抑えるには最適のオプションです。
- ページ定義を変更した場合は、Web Cache内の関連データが無効になります。
- このオプションを選択した場合は、ページに「リフレッシュ」リンクを含めることができます。このリンクを使用して、データベースから再生成してページをリフレッシュできます。適切な権限を保持するユーザーのみが、このリンクを使用できます。それ以外のユーザーには、このリンクは表示されません。
- この権限は、標準ページとモバイル・ページに対してのみ有効です。
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システム・レベルでのみページ定義をキャッシュする |
すべてのユーザーに対するページ定義(最初のオプションで説明)の単一キャッシュ・コピーを作成します。すべてのユーザーに対するページ定義は同じです。このオプションによって格納領域の必要量が著しく減り、パフォーマンスは向上しますが、すべてのユーザーに対して同じページがキャッシュから配信されるため、ページのパーソナライズはできません。したがって、「パーソナライズ」リンクやその他のパーソナライズに関するすべてのコントロールは無効になります。
注意:
- このオプションは、非常に動的なコンテンツのあるページに対して選択しますが、ページをパーソナライズする必要のない場合にのみ選択してください。
- このキャッシュ・オプションを選択すると、ポートレットには、パブリック・コンテンツのみが表示されます。
- このオプションを使用すると、同じページ定義のデータがすべてのユーザーに対するキャッシュから取得されます。そのため、通常、認証されたユーザーによってのみ表示されるページ上のリンクも、そのページの表示を許可されているすべてのユーザーに表示されます。ただし、ユーザーは適切なアクセス権限を保持している操作のみを実行できます。適切な権限を保持していないページまたは機能へのリンクをクリックすると、エラー・メッセージが表示され、リンクのターゲットを開けません。
- このオプションは、標準ページ、モバイル・ページ、およびJSPページに対してのみ有効です。
- システム・レベルのキャッシュがページに使用されており、「承認と通知」がそのページ・グループに対して有効な場合、いずれの編集表示モードにおいても、すべての下書きのアイテム、保留中のアイテム、却下されたアイテムおよび削除されたアイテムは表示されません(そのようなアイテムが通常表示される「リスト」や保留中のアイテムのプレビューにおいても表示されません)。そのため、システム・レベルのキャッシュが使用されていない、承認が有効なページの場合は、キャッシュ・オプションを選択してみてください。
- コンテンツが「ページ・グループ」ポートレットなどのユーザーの権限レベルに依存しているポートレットは、システム・レベルのキャッシュに適していません。キャッシュ・レベルがデフォルトでポートレット定義に指定されていないポートレットは、含まれているページからキャッシュ・レベルを取得します。システム・レベルでページ定義がキャッシュされているコンテナ・ページにこのようなポートレットを追加する場合は、ポートレット・インスタンスの編集画面で、ポートレット・キャッシュ・レベルをユーザー・レベルのキャッシュに変更する必要があります。
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ページの定義をシステム・レベルで、コンテンツをユーザー・レベルで[ ]分間キャッシュ |
すべてのユーザーのためのページ定義(最初のオプションで説明)の単一キャッシュ・コピーを作成し、すべてのポートレットのコンテンツが表示されたページを含む、収集されたページのコンテンツを指定された期間、各ユーザーに対してキャッシュします。これは、ページの有効期限ベース・キャッシュと呼ばれます。
このオプションによって格納領域の必要量が著しく減り、パフォーマンスは向上しますが、同じページがすべてのユーザーに対するキャッシュから配信されるため、ページのパーソナライズはできません。したがって、「パーソナライズ」リンクやその他のパーソナライズに関するすべてのコントロールは無効になります。
注意:
- このオプションは、ページをパーソナライズする必要のない場合にのみ選択してください。
- このオプションを使用すると、同じページ定義のデータがすべてのユーザーに対するキャッシュから取得されます。そのため、通常、認証されたユーザーによってのみ表示されるページ上のリンクも、そのページの表示を許可されているすべてのユーザーに表示されます。ただし、ユーザーは適切なアクセス権限を保持している操作のみを実行できます。適切な権限を保持していないページまたは機能へのリンクをクリックすると、エラー・メッセージが表示され、リンクのターゲットを開けません。
- このキャッシュ・オプションを選択すると、ポートレットには、パブリック・コンテンツのみが表示されます。
- このキャッシュ・オプションを使用すると、削除されたアイテムが、権限が付与されたユーザーに対してのみ「リスト」ビューで表示されます。
- 各ユーザーに対してキャッシュされるページにポートレットがある場合、ページ定義は1度のみキャッシュされますが、収集されたページの個別コピーは各ユーザーに対してキャッシュされます。ページのすべてのポートレットがシステム・レベルのポートレットである場合、収集されたページには、キャッシュされたコピーが1つのみ含まれます。
- このオプションを選択した場合は、ページに「リフレッシュ」リンクを含めることができます。このリンクを使用して、データベースから再生成してページをリフレッシュできます。適切な権限を保持するユーザーのみが、このリンクを使用できます。それ以外のユーザーには、このリンクは表示されません。
- この権限は、標準ページとモバイル・ページに対してのみ有効です。
- システム・レベルのキャッシュがページに使用されており、「承認と通知」がそのページ・グループに対して有効な場合、いずれの編集表示モードにおいても、すべての下書きのアイテム、保留中のアイテム、却下されたアイテムおよび削除されたアイテムは表示されません(そのようなアイテムが通常表示される「リスト」や保留中のアイテムのプレビューにおいても表示されません)。そのため、システム・レベルのキャッシュが使用されていない、承認が有効なページの場合は、キャッシュ・オプションを選択してみてください。
- コンテンツが「ページ・グループ」ポートレットなどのユーザーの権限レベルに依存しているポートレットは、システム・レベルのキャッシュに適していません。キャッシュ・レベルがデフォルトでポートレット定義に指定されていないポートレットは、含まれているページからキャッシュ・レベルを取得します。システム・レベルでページ定義がキャッシュされているコンテナ・ページにこのようなポートレットを追加する場合は、ポートレット・インスタンスの編集画面で、ポートレット・キャッシュ・レベルをユーザー・レベルのキャッシュに変更する必要があります。
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キャッシュしない |
ページ・キャッシュを無効にします。
注意:
- このオプションを使用すると、Portalのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- ページの動的生成は、データベースと中間層の両方に重い負荷をかけ、Portalのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。ただし、次のような状況では、ページ・キャッシュを無効にできます。
- 適切に表示された、つまりページ上に直接表示され、常に最新の状態に保つ必要がある動的コンテンツを生成するPL/SQLアイテムまたはURLアイテムがページに含まれている場合(ただし、この種のコンテンツ用には、キャッシュされないポートレットまたは有効期限の短いポートレットの方が適しています)。
- ソフト無効化イベント(ユーザー・グループのメンバー構成の変更など)によってページに対する権限を最近失ったアクティブなユーザーが、そのページをキャッシュから表示する可能性がある場合。
- ページ・キャッシュが「キャッシュしない」に設定され、ページがポートレットとして公開されている場合、ポートレット・インスタンスをキャッシュできません。ページ・キャッシュが有効な場合、ページのポートレット・インスタンスに対して異なるキャッシュ・レベルを選択できます。
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